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Note to Self: “Panther” in Warsaw Uprising

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World of Tanksというオンラインゲームに登場するポーランド軍のパンターは非常に興味深い車両である。





 1944年8月2日早朝、旧ユダヤ人墓地があるオコポバ通りで、第19装甲師団(もしくは第4装甲師団)所属のパンター戦車が国内軍兵士たちによって鹵獲された。

 彼らは火炎瓶や手榴弾を用いて計3両のパンター(※1)に攻撃を仕掛け、そのうちの2両をほぼ無傷で鹵獲することに成功した。
――このパンターにはそれぞれに“Pudel”(※2)と“Felek”(※3)という愛称がつけられ、前者は“Magda”という名でも呼ばれた。

 鹵獲された2両のパンターは国内軍の貴重な戦力となり、とくに“Pudel”はゲンシア通りに面したユダヤ人強制収容所の解放(1944年8月5日)に貢献し、その5日後には数両のIII号突撃砲(※4)を撃破するといった目覚ましい戦果を上げた。


(註)
※1. 3両のパンターは、偵察任務中だったと推測される。
※2. “Pudel”は1944年8月3日に戦死したタデウシュ・ティッチンスキ中尉(Tadeusz Tyczyński,1923-1944)のコードネームである。
※3. “Felek”はティッチンスキ中尉が率いた小隊名である。
※4. このIII号突撃砲は、第200突撃砲補充大隊所属と推測される。





以下は国内軍に鹵獲されたパンター、“Pudel”の搭乗員リストである。
※なお、これは一個人の調査結果であり、誤りがある可能性もある。

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・通常は乗員5名のパンターだが、国内軍は6名で運用していた。
・混沌とした戦場であったため、搭乗員は常に固定されていたわけではない。



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コメント

No title

vol de unitさん、こんばんは。
ワルシャワ蜂起のさいにこんなことが
あったなんて初めて知りました。
歴史には知らないことばっかりですねー。

Re: No title

しおちゃん さん、コメントありがとうございます!

最近は「ワルシャワ蜂起」に強い関心があるため、様々な文献を読み漁っています。
(そのせいで模型が進みません。笑)

この“Pudel”も、いつか模型で再現したいなと考えております...!

No title

個人的にはパンター愛には乏しいので特に追跡はしてなかったのですが、写真と記録が意外にも残ってるんですね。

ポーランド人にとってはワルシャワ蜂起はやはり特別なものなのか、写真記録の同定など、アーカイブの整備など驚くほどの執念を感じます。

Re: No title

hn-nhさん

ワルシャワ蜂起博物館の公式サイトは凄まじいですよね!

非常に興味深く、日夜訪問しております。(笑)

いつか現地にも行ってみたいものです。

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