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Note to Self: Werner Voss’s Fokker Triplane

ニュージーランドの模型メーカー、ウィングナット・ウィングス(Wingnut Wings)がFokker F.IとDr.Iを開発中とのこと。

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同社の製品は高品質かつ精密で、組立説明書もウインドソック・データファイルに匹敵する情報量なので、発売が待ち遠しい。

特にF.I(Dr.Iのプロトタイプ)は好きな機体なので、かなり期待。
※ちなみに、1/32でのキット化はウクライナのローデン(RODEN)以来となる。



個人的に注目している点は、F.Iのボックスアートにもなっているヴェルナー・フォス少尉機のカラーリング。

特にカウリングの塗装色が長年議論になっているので、同社がどう指定してくるかが楽しみ。





これまでのヴェルナー・フォス少尉機のカウリング色を振り返ってみる。

66-2.jpg

番号メーカー名スケール発売年カウリング色備考
レベル(Revell)
1/721966オリーブグリーン
タカラレベル(Revell/Takara)
1/721977オリーブグリーンレベル製(1966)のパーツに新規デカールを追加。
エアフィックス(Airfix)
1/721987オリーブグリーン
エデュアルド(Eduard)1/722000オリーブグリーン
ローデン(RODEN)
1/722002レッドブラウン
ローデン(RODEN)
1/322006ダークグリーン
アンコールモデルズ(Encore Models)
1/322009ダークグリーンローデン製(2006)のパーツにエッチング、レジンパーツを追加。
エデュアルド(Eduard)
1/482017イエロー塗装図にオリーブグリーンVer.も掲載。


これを見るとオリーブグリーン(もしくはダークグリーン)指定が圧倒的に多いが、彼が指揮官を務めていたJasta10(Jagdstaffel 10: 第10戦闘中隊)は機首を黄色に塗るのが部隊塗装であったため、イエロー説も可能性として否定できない。

また、当時の写真は黄色が非常に暗く写るという点にも留意せねばならない。

その点を考慮すると、ローデンの1/72がレッドブラウンを指定してきた理由も想像に難くない。

66-4.jpg





【おまけ:ヴェルナー・フォス少尉について】

ヴェルナー・フォス(Werner Voß, 1897-1917)少尉は、ドイツ帝国陸軍航空隊のエース・パイロット(※1)である。

彼の愛機(Fokker F.I)のカウリングに描かれたユニークな顔は、幼少期に楽しんだ日本の「奴凧」から着想を得ている。

1917年9月23日、イギリス王立陸軍航空隊のジェームズ・マッカデン(James Thomas Byford McCudden, 1895-1918)少佐率いる7機のSE.5aと交戦し、戦死(※2)(※3)。(享年20歳、総撃墜数48機)


(註)
※1.1917年4月8日にプール・ル・メリット勲章(Pour le Mérite)を受章。
※2.アーサー・リス・デイヴィッズ(Arthur Rhys-Davids, 1897-1917)少尉機の銃撃によるものと推測される。
※3.彼は単機で約8分間の空中戦を行い、全機に命中弾を与えていたという。


・ヴェルナー・フォス少尉と彼の愛機に関する情報は下記サイトが詳しい。
http://voss.hegewisch.net/voss.html

66-3.jpg
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コメント

No title

仕組み自体は私もよく判らないものの、「オルソ・フォイルムは黄色が黒く写る」というのは以前から聞いていたことですが……。
しかし、「フォス機の機首もそうだった」説を初めて聞いた時は、やはりオリーブグリーン塗装の絵だの塗装図だのの擦り込みもあって、かなり衝撃でした。


フォッカーDr.Iに関しては、今となってはツッコミどころが多いレベル1:28とそのパチモン、それからドラゴンの48を持っている程度ですが、いつか1機でもいいので完成させたいです。

No title

オルソフィルムの発色で色が誤解されてた話は時々話題になりますね。赤、黄色が見た目より黒っぽく写るようで。
https://en.wikipedia.org/wiki/Orthochromasia

黄色だった場合、カウリングだけじゃなく、人間の顔も黒っぽくなるんじゃないのかという気もしないでもないですが、白人の顔はやっぱり黄色成分が少ないから白く写るのかな?

ボックスアートがいっぱい並ぶとなんだか機関車トーマスの顔に見えてきます(笑)

No title

面白い比較画像があったので貼っておきます。
http://theminiaturespage.com/boards/msg.mv?id=358686
特に顔は黒くなったりしないようですね。

Re: No title

かば◎ さん

Jasta10所属のアルバトロスD.Vの写真を見ると、やはり黄色であるはずの機首が黒く写っていますので、フォス機も同様では?と考えています。
https://i.pinimg.com/originals/23/0a/90/230a90eeb17e924285ff1bd5e1d3a93c.jpg

しかし「オリーブグリーン説」があまりにも浸透しすぎていて、黄色カウリングのフォス機には多少の違和が...
悲しい人間の性です。笑

ドラゴンの1/48はエデュアルドの新作登場で役目を終えましたが、一時期は1/48 Dr.Iの決定版でしたね。
(思い返すとDr.Iは知名度が高い割にキット化には恵まれておらず、ドラゴン以前はイギリスのブルーマックスしかなかったような気がします。)

Re: No title

hn-nh さん

塗装色に関する論争は尽きませんね。
特にWWI期の機体は現存するものが少ないために、どの考察も推測の域を出ないのが悩ましい...


>ボックスアートがいっぱい並ぶとなんだか機関車トーマスの顔に見えてきます(笑)

た、確かに、完全にトーマスだ・・・笑
似たようなのがいますね。↓
https://cdn.wikiwiki.jp/proxy-image?url=http%3A%2F%2Fimg2.wikia.nocookie.net%2F__cb20161027005544%2Fttte%2Fimages%2Fthumb%2Fe%2Fed%2FIronDuke.png%2F1016px-IronDuke.png

No title

>>ドラゴンの1/48はエデュアルドの新作登場で役目を終えましたが、一時期は1/48 Dr.Iの決定版でしたね。

うち、あれ確か2箱くらいあるんですよね……。
おかげでエデュアルドのキットは買い逃しています。

ドラゴンのキット、翼下面のリブが凹表現になっているのは、発売当時、「新しい!」と思いました。
実際のところ、多くの複葉機キットでもともと凹面の翼下面でもリブ部分が山形に出っ張っているのは、物理法則を無視した「模型的約束事」ですよね。
もっとも、改めて見るとドラゴンの表現は逆にリブ部が窪み過ぎて変なのですが。

ブルーマックス、懐かしいです。
我が家でも、いくつかデッドストックになっています。

Re: No title

かば◎ さん

我が家にもリヒトホーフェン版(胸像付き)、ケンプ版、ヤコプス版が眠っています...
(・・・にも関わらずエデュアルドのも買い込んでいる)


>もっとも、改めて見るとドラゴンの表現は逆にリブ部が窪み過ぎて変なのですが。

そうなんですよね...あの表現はいただけません。製作の際はパテで埋めて整形し直さなければ...
あと、エッチング製の支柱類にも問題ありです。


>ブルーマックス、懐かしいです。
>我が家でも、いくつかデッドストックになっています。


え!ブルーマックスのキットをお持ちなんですか!?さすがです...
何をストックされているのか非常に気になります!笑

No title

>>何をストックされているのか非常に気になります!笑

なぜか棚の奥底ではなく、見えるところに積んでありました。
ファルツD.IIIa、ニューポール11、ニューポール28、ユンカースD.I――の4つがありました。
今は全部、もっとまともな新キットがありますよね……(^^;)

もともと第一次大戦機は好きなので(レベル72で作りまくったのがきっかけ)、バキュームフォームキットやら、簡易インジェクション時代の最初期のエデュアルドやら、「いまさらこんなもの持っててどうするんだ……」というキットがわらわらあります。

Re: No title

かば◎ さん

おお!いいですね!!特にニューポール11とユンカースD.I(^^)
確かに新キットがありますが、あえて今、手を入れて組むのも良いかも!?笑


>もともと第一次大戦機は好きなので(レベル72で作りまくったのがきっかけ)、バキュームフォームキットやら、簡易インジェクション時代の最初期のエデュアルドやら、「いまさらこんなもの持っててどうするんだ……」というキットがわらわらあります。

かば◎ さんのコレクションは非常に興味深いですね...笑
初期エデュアルドの製品はボックスアートもラインアップも魅力的で大好きです。

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